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注文住宅を建てるときは図面が重要!役割や失敗しない為のポイント

目次

・注文住宅を建てるときの図面の役割
・注文住宅の建築時に作成される可能性がある図面一覧
・図面・間取り図で失敗しないためのポイント
・As・Risingは建築前に図面もしっかり説明します!

注文住宅を建てるときの図面の役割

はじめに、注文住宅を建てるときの図面の役割についてご紹介していきます。

施主と住宅会社の間で完成イメージの共通認識をもつ

図面には、施主と住宅会社の間で、注文住宅の完成イメージの共通認識を持たせる役割があります。たとえば、間取り図で各階フロアのレイアウトを把握したり、設計図で建物や庭の広さ、お隣との距離などを「図面」として正確に把握することができます。

「図面」という客観的なツールをもとに、施主・住宅会社の双方がこれから建てる注文住宅の情報を正確に把握できることで、共通認識を持って良い家を立てることができるのです。

住宅会社から現場への具体的な指示書

図面には、住宅会社から現場への具体的な指示書という側面もあります。たとえば、特記仕様書や仕上表など、具体的な仕様が書かれた図面があることで、現場への指示もスムーズになり、ミスも少なくすることができます。

行政へ「建築確認」の申請に使用する

注文住宅などの建物を建築する際、あらかじめ行政に「建築確認」申請を行なって、建築基準法や条例に沿った建物であることをチェックしてもらわなくてはいけません。

「建築確認」の申請には、配置図や平面図といった図面も必要となります。

注文住宅の建築時に作成される可能性がある図面一覧

ここからは、注文住宅の建築時に作成される可能性がある図面一覧をご紹介していきます。

注文住宅を建てる場合、以下の書類が作成される可能性があります。(依頼を行なう住宅会社によっては、作成されない書類もあります)

○間取り図:建物の各階フロアのレイアウトを示した図。部屋の配置、ドアや窓の位置、家具の配置計画などを詳細に把握できる。

○敷地調査報告書:建築予定地の地質や地形、利用可能なインフラ(水道、電気、ガス等)、法的制約を評価するための報告書。建築計画を進行するうえでの基礎データとして重要。

○地盤調査報告書:建築地の土壌の種類や強度、水分量など、建物の基礎設計に直接影響を与える重要な情報を調査した報告書。

○構造計算書:建物の構造的な耐久力・安全性を確保するための計算結果をまとめた文書。

○特記仕様書:注文住宅における特定の要望や、必要条件を明確に記述した文書。材料の選定、仕上げ、装備品の詳細など、建物の質と機能を決定する情報が含まれる。

○設計概要書:所在地や敷地面積、階数、延床面積、工法など、建物の基本的な情報や設計コンセプト・目標を概説した文書。

○平面図:建物の各階の床から、1m程度の高さの水平断面を図面化したもの。部屋の配置、ドアや窓の位置、家具の配置計画などが示される。

○平面詳細図:平面図の詳細部分を拡大して示した図。より精密な情報が必要なフロアの詳細を把握できる。

○立面図:建物の外観を側面から見た図。外壁の材料、窓や扉のスタイル、装飾的な要素の詳細を把握できる。

○断面図:建物を垂直に切断したときの断面を示す図。構造的な詳細や階層間の関係、建物内部の空間の高さなどを把握できる。

○基礎詳細図:基礎構造のさらに詳細な図。鉄筋の種類や配置、接合部の詳細などを把握できる。

○仕上表:内装や外装の仕上げ材料に関する詳細情報が列挙された表。各部屋やエリアごとに使用される材料の種類、色、テクスチャーを把握できる。

○配置図:敷地内に建物やその他の構造物(車庫、庭など)がどのように配置されているかを示す図。

○屋根伏図:屋根の形状、勾配、材料を詳細に示した図。屋根の構造的要素や防水性能に関する情報も含まれる場合あり。

○矩計図(かなばかりず):建物の各部分の正確な寸法を示す図。建設に必要な寸法精度を把握できる。

○展開図:立面図や断面図を平面的に展開した図。建物の各面の詳細や相互関係が一目で把握できる。

○天井伏図:天井のデザインや構造を示した図。照明配置や天井の仕上げ材料も記載される場合あり。

○建具リスト:建物内の扉や窓などの建具の詳細(サイズ、材質、仕様など)をリストアップした表。

○階段詳細図:階段の設計詳細を示した図。階段の寸法、材料、手すりのデザインなどを把握できる。

○部分詳細図:建物の特定の部分の構造や仕上げの詳細を示す図。より複雑な構造やデザイン要素に焦点を当てて作成される。

○家具図:特注・既製家具の配置やデザインを示した図。各家具の寸法と配置が把握できる。

○基礎伏図:建物の基礎部分の設計図。基礎の形状、鉄筋の配置、コンクリートの厚みなどを把握できる。

○1階床伏図(土台伏図):1階の床構造を示す図。床材の種類、断熱材の配置、土台の詳細を把握できる。

○各階床伏図(梁伏図):構造的安全性と効率的な空間利用のため、各階の床構造と梁の配置を示す図。

○小屋伏図:屋根裏や小屋部分の構造を示す図。空間の利用法や断熱材の配置が把握できる。

○軸組図:建物の骨組みを示す図。主要な構造要素の配置と寸法を把握できる。

○金物位置図:建物の構造部分に使用される金物の位置を示す図。連結部や補強部の金物の正確な配置を把握できる。

○金物リスト:建物の構造に使用される金物の詳細リスト。各金物の種類、サイズ、数量を把握できる。

○壁量計算書:材料の発注やコスト計算に必要となる、建物の壁の総量を計算した文書。

○外部給排水設備図:敷地内の給水と排水のシステム配置を示す図。パイプの走行ルートや接続点を把握できる。

○設備位置図:電気、ガス、水道などの設備の配置を示す図。

○照明器具リスト:建物内外の照明器具の詳細を列挙したリスト。各照明のタイプ、位置、仕様が把握できる。

○電気配線図:建物の電気系統の配線ルートと接続点を示す図。

○給排水設備配管図:建物内の水道水と廃水の流れを管理する配管システムの配置図。

○ガス配管図:ガスを使用する設備への配管ルートと接続詳細を示す図。

○住設機器図:家庭用設備機器(エアコン、暖房機器など)の配置と接続詳細を示す図。
○外構図:建物の外周、庭、アプローチのデザインと構造を示す図。

図面・間取り図で失敗しないためのポイント

ここからは、これから注文住宅を建てる際に、図面・間取り図で失敗しないためのポイントを施主(お客様)目線で見ていきます。

イメージ図ではなく設計図をしっかり見る

注文住宅を建てる際、住宅会社から「イメージ図(イメージパース)」を見せてもらうことが多いと思います。

しかし、イメージ図の情報だけを鵜呑みにするのではなく、設計図までしっかり確認することが大切です。なぜなら、実際に工事作業をする業者さんは、イメージ図ではなく設計図をもとにして施工を行なうからです。

とくにイメージ図で「ここが素敵だな」と感じた場所があったら、設計図もその通りになっているか、必ず確認するようにしましょう。

設計図のサイズ(寸法)をチェックする

また、設計図に記されているサイズ(寸法)も、施主側でチェックしておくと安心です。

たとえば、車を2台停めることができる車庫を想定して発注してたにもかかわらず、実際は2台停められない幅だった、といった事例も存在します。これは、設計図がもともとそのサイズであった場合、住宅会社や施工業者に苦情を言っても、とりあって貰えない場合もあります。

そのため、多少大変ではありますが、注文住宅を建てる際はご自身でも車庫などの寸法が問題ないかチェックすることが大切です。

設計図をある程度読めるようになっておくと便利!

上記の例で示したように、たとえ施主であっても、設計図などの図面をある程度読めるようになっておくことで、施工後のトラブルを未然に回避することができます。

施主にとって図面が読めないということは、「どんな家が建つのか分からない」ことになります。また、図面が読めないと、ハウスメーカーや工務店の担当者と打ち合わせをしたときに、自分自身の希望がちゃんと図面に反映されているのかも判断ができません。

設計図などの図面の読み方について詳しくは、以下の記事を参考にしてください。

>>図面の見方・読み方のコツは?記号や三角法、尺度、寸法等を解説|エーエス・ライジング株式会社

As・Risingは建築前に図面もしっかり説明します!

この記事では、注文住宅を建てる際に住宅会社から共有される図面の役割や、作成される可能性がある図面の一覧、図面で失敗しないためのポイントなどについてご紹介してきました。

注文住宅を建てる場合、この記事でご紹介したような間取り図や平面図、配置図をはじめ、さまざまな書類が作成されます。そのすべてを施主が読めるようになっておく必要はありませんが、少なくとも「ご自身の要望がしっかり反映されているか」くらいは確認できる知識を身に着けておくと安心です。

熊本県の住宅会社「As・Rising」では、お客様ファーストをモットーに、建築前の打ち合わせの段階で、図面についてもしっかりとした解説を行ないます。

お客様が「建ててよかった」と心からおもえる注文住宅を建て続けることが、「As・Rising」の使命です。熊本県でずっと安心して住める家を建てるなら、「As・Rising」までご相談ください。

最後に、As・Risingの「建ててよかった」と心から思える家づくりについて、参考になる記事をご紹介していきます。

As・Risingってどんな会社?

>>As・Risingのお仕事紹介【営業編】営業スタッフの1日に密着!|エーエス・ライジング株式会社

>>As・Risingのお仕事紹介【設計編】設計スタッフの1日に密着!|エーエス・ライジング株式会社

>>As・Risingのお仕事紹介【インテリアコーディネーター編】スタッフの1日に密着!|エーエス・ライジング株式会社

>>As・Risingのお仕事紹介【工務編】工務スタッフの1日に密着!|エーエス・ライジング株式会社

>>As・Risingのお仕事紹介【総務・経理編】総務・経理スタッフの1日に密着!|エーエス・ライジング株式会社

注文住宅の基礎知識

>>家づくりは動機が大事!家を建てる理由を目的別に解説|エーエス・ライジング株式会社

>>注文住宅と建売住宅は何が違う?メリット・デメリットを徹底比較|エーエス・ライジング株式会社

>>和風?洋風モダン?注文住宅の外観デザインの種類やポイント|エーエス・ライジング株式会社

注文住宅の費用・予算

>>家(注文住宅)を建てる費用はいくら?平均費用や諸費用の内訳|エーエス・ライジング株式会社

>>建築総予算の10%?!意外と高い外構工事の種類や価格・費用|エーエス・ライジング株式会社

>>家を建てる無理のない適正予算は?賢いライフプランの立て方|エーエス・ライジング株式会社

As・Risingの家づくり

>>平屋?2階建て?「平屋みたいな2階建て」のメリットを大公開!|エーエス・ライジング株式会社

>>メーカー選びの秘訣公開!「建てて良かった!」と思える家づくり|エーエス・ライジング株式会社

土地の選び方・探し方

>>いい土地の選び方はコレ!住宅会社が8つの裏ワザを大公開|エーエス・ライジング株式会社

>>熊本県内の畑や田んぼに家を建てたい!農地転用の手順や費用|エーエス・ライジング株式会社

>>注文住宅を諦めない!熊本県でいい土地を探す裏ワザ・コツや注意点|エーエス・ライジング株式会社

家を建てるまでの基礎知識

>>家の寿命を決める基礎工事とは?基礎工事の種類や流れを解説|エーエス・ライジング株式会社

>>家づくりの流れを大公開!【前編】ご相談~着工まで|エーエス・ライジング株式会社

>>家づくりの流れを大公開!【後編】着工~完成まで|エーエス・ライジング株式会社

住宅ローンの知識

>>する?しない?住宅ローンのボーナス返済のメリット・デメリット|エーエス・ライジング株式会社

>>変動金利と固定金利はどっちがお得?メリット・デメリットを比較|エーエス・ライジング株式会社

>>【2023年版】住宅ローンは「頭金あり」と「頭金なし」どっちがお得?|エーエス・ライジング株式会社

>>住宅ローンの「借りられる金額」と「返せる金額」の最適バランスを解説!|エーエス・ライジング株式会社

>>変動金利?固定金利?住宅ローン初心者のための基礎知識|エーエス・ライジング株式会社

住宅の性能評価基準

>>【2023年版】ZEH住宅ってなに?ゼッチの定義や種類!メリットや補助金も|エーエス・ライジング株式会社

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>>IoTを使ったスマートホームとは?メリットやおすすめデバイス|エーエス・ライジング株式会社

>>【2023年版】ZEH?BELS?長期優良住宅?様々な性能評価基準を解説!|エーエス・ライジング株式会社

いい家を建てるコツ

>>失敗できない!新築注文住宅でベストなコンセントの配置場所と数|エーエス・ライジング株式会社

>>As・Risingで家を建てるときのよくあるご質問(FAQ)|エーエス・ライジング株式会社

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