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ウッドショックとは?いつまで続く?原因・対策と今後の見通し

ウッドショックとは?

ウッドショックとは、“輸入木材価格の高騰”のことを指します。ウッドショックは2021年3月頃から始まったとされており、木材の6割以上を輸入に頼っている日本にとっては、「住宅価格の値上げ」などが懸念されています。

ちなみにウッドショックという名前は、1970年代に発生した“オイルショック”になぞらえて「ウッドショック」と呼ばれるようになりました。

ウッドショックの原因

ウッドショックの原因はいくつか考えられており、それらが複合的に絡み合っていると考えられます。

オイルショックの原因として考えられているのは、以下の通りです。

○コロナ禍から早めに回復した中国において、好景気を背景に住宅需要が高まった。
○金融緩和を行ったアメリカにおいて、超低金利を背景とした住宅ブームが起きた。
○コロナによる世界的な巣ごもり需要が広がり、木材輸入用のコンテナが不足した。

ウッドショックが住宅業界に与える影響

ウッドショックが住宅業界に与える影響としては、以下が考えられています。

木造住宅(特に梁)の価格高騰

住宅業界におけるウッドショックの影響は、木材を多く使用する木造住宅の価格に影響を与えると言われています。

木造住宅で木材を使用する主な部分として、柱と梁(はり)があります。梁とは、柱と柱の間に水平に設置され、屋根や床などを支える大事な部品です。

梁には、柱よりも堅く強度が強い木材が使用されています。国産には梁に適している木材が少なく、輸入木材に頼っているケースが多くあります。そのため、ウッドショックの影響は「梁」部分の価格に多く影響を与えると言われているのです。

ローコストの住宅メーカーは特に影響がある

ローコストの住宅メーカーや建売住宅を販売しているメーカーは、価格が安い輸入木材に頼っている場合が多く、影響が強いと言われています。

ハウスメーカーや工務店のなかには、国産の木材しか使用していない会社もありますので、そういった住宅会社・工務店にはウッドショックの影響は少ないと考えられます。

ウッドショックはいつまで続く?

ここからは、ウッドショックがいつまで続くのかについて、考察していきます。

ウッドショックがいつまで続くかは未定

ウッドショックがいつまで続くかに関しては、現時点では未定です。その理由は、先程ご説明した通り、ウッドショックの発生には複数の要因が考えられており、その要因が解決する見込みが今のところ立っていないためです。

こうした状況から、ウッドショック長期化、あるいは常態化するのではないかと懸念する住宅メーカーも出始めています。

独自に対策を開始したハウスメーカーも

日本でウッドショックの影響が強い理由としては、先程も触れたとおり輸入木材を使用している割合が多いことが挙げられます。

そこで、輸入木材に頼らず、国産木材に切り替えていこうとしているハウスメーカーも存在しています。しかしながら、国内林業が減っていることや、乾燥機の台数に限りがあることなどから、国産木材の供給はなかなか増やせないのが現状です。

こうした事情から国産木材の価格は下がりにくくなっており、ハウスメーカー側も輸入木材から国産木材への切り替えはそう簡単ではありません。

これから家を買う人のウッドショック対策

上記を踏まえて、これから一軒家を建てようと考えている人が取るべきウッドショック対策をご紹介していきます。

国産木材だけを使用した住宅メーカーに依頼する

ひとつめのウッドショック対策としては、国産木材のみを使用している住宅メーカーに建築を依頼する方法があります。国産木材を使用している住宅メーカーであれば、輸入木材の価格高騰を引き起こすウッドショックの影響を受けません。

その代わり、国産木材を使用している家のほうが価格は高くなってしまいます。

木造以外の建築方法で家を建てる

ウッドショックは木造住宅に対して価格高騰の影響を与えますので、たとえば鉄骨系の住宅であればウッドショックの影響をほとんど受けないことになります。

「木造住宅以外でも問題ない」と考えている方は、こちらの方法も検討されてみてはいかがでしょうか。

企業努力で値上げ分を吸収している企業に依頼する

住宅会社・ハウスメーカーのなかには、企業努力でウッドショックによる輸入木材の値上げ分を吸収している企業も存在します。そういった企業であれば、木造住宅を建てる価格も、ウッドショック前とほとんど変わりがありません。

熊本県の住宅会社「As・Rising」も、企業努力によってウッドショックの値上げ分を吸収し、お客様にご負担がいかないように努めております。

ウッドショック収束まで住宅を買い控えるのもあり

輸入木材の価格が高騰するウッドショックの影響が収まるまで、マイホームを買い控えるのもひとつの手です。その場合、ウッドショックや木材の価格を定期的にチェックして、ウッドショックが収束したと判断できたら購入を考えましょう。

ウッドショックを利用した住宅メーカーに注意!

最後に、ウッドショックを利用して購入を急かしたり、不自然な値上げをしたりする以下のようなハウスメーカーには注意が必要です。

○ウッドショックを理由に住宅の購入を急かしてくる。
○ウッドショックによる影響以上に値上げをしてくる。

良心的なハウスメーカー・住宅会社であれば、ウッドショックを理由に購入を急かしたりすることはありません。最終的に判断するのは家を購入するお客様自身となりますが、あとで後悔しないようにしっかりと知識として留めておくことをオススメいたします。

ウッドショックは慌てず冷静に

この記事では、ウッドショックについて考えられる原因や今後の見通し、消費者側が取り得る対策についてご紹介してきました。

ウッドショックは住宅業界におけるオイルショックとも言えるような見方もできますが、焦って理性を失ってしまうのが最も恐ろしいことだと思います。すべてのハウスメーカーがオイルショックで値上げをする訳でもありませんので、落ち着いて冷静に対処していくことが大切です。

熊本県の住宅会社「As・Rising」も、企業努力によってウッドショックの値上げ分を吸収し、できるだけお客様にご負担がいかないように努めております。ウッドショック禍に熊本県で家を建てるなら、ぜひ「As・Rising」までご相談ください。

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