子育てグリーン住宅支援事業とは?
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「子育てグリーン住宅支援事業」は、国土交通省・環境省が中心となり、2050年のカーボンニュートラルの実現を目標に、住宅の省エネルギー化を積極的に促進するために実施される補助制度です。国の大型予算をもとに、新築住宅とリフォームの両方を対象として、GX志向型住宅やZEHといった省エネ性能の高い住宅の建築・改修に対して補助金を交付します。
「子育てグリーン住宅支援事業」の設立目的としては、地球温暖化の要因のひとつとされる家庭部門のCO₂排出量削減を図り、より多くの住宅で高い断熱性能や省エネ設備を導入してもらうことがあります。とくに、高騰するエネルギーコストへの対策として、窓断熱や高効率給湯器などの省エネルギーリフォームに加え、新築住宅についても一定以上の省エネ性能が必須となっています。
2024年度に実施された「子育てエコホーム支援事業」を拡充した形で、2025年に新たに実施される「子育てグリーン住宅支援事業」は、GX(グリーントランスフォーメーション)を意識した高い省エネ性能が期待されており、今後さらに注目度が高まっていくことが予測されています。
【新築】と【リフォーム】が対象
子育てグリーン住宅支援事業では、「新築住宅(注文・分譲・賃貸)」と「既存住宅のリフォーム」がおもな対象となります。
- 新築:高い断熱性能や一次エネルギー消費量削減率をクリアした場合に補助金を受けられる
- リフォーム:窓断熱や外壁断熱、エコ設備の導入など対象工事に応じて補助金を受けられる
このように、新築もリフォームも省エネルギー性能の高い住宅づくり・住まいづくりを後押しすることが、本事業の大きな特徴です。
【新築】子育てグリーン住宅支援事業の補助対象住宅と補助額
2025年の子育てグリーン住宅支援事業では、省エネ基準を大きく上回る性能をもつ新築住宅を対象に、国からの補助金が支給されます。いずれも「戸建て住宅」「共同住宅(マンション・アパート)」ともに一定の要件をクリアすれば対象となるのがポイントです。
補助対象住宅の区分
子育てグリーン住宅支援事業において新築で補助金を受けるためには、以下のいずれかに該当する必要があります。
●GX志向型住宅(すべての世帯が対象)
○断熱等性能等級6以上
○一次エネルギー消費量の削減率が、再生可能エネルギーを除いて35%以上
○(再生可能エネルギーを含む場合)一次エネルギー消費量の削減率が100%以上
○高度エネルギーマネジメント(HEMSなど)を導入
●長期優良住宅(子育て世帯・若者夫婦世帯が対象)
○地方公共団体による認定を受けたうえで、劣化対策・耐震・省エネ・維持管理等が充実していること
●ZEH水準住宅(子育て世帯・若者夫婦世帯が対象)
○断熱等性能等級5以上
○一次エネルギー消費量の削減率が20%以上
(太陽光発電システムなどの導入は必須ではないが、省エネ性を高めることが必要)
補助額の目安
●GX志向型住宅(すべての世帯)
○1戸あたり 最大160万円
●長期優良住宅(子育て世帯※・若者夫婦世帯※)
○建て替え前の住宅を除却して新築する場合:最大100万円/戸
○上記以外の場合:最大80万円/戸
●ZEH水準住宅(子育て世帯※・若者夫婦世帯※)
○建て替え前の住宅を除却して新築する場合:最大60万円/戸
○上記以外の場合:最大40万円/戸
※子育て世帯:18歳未満(2025年内においては、令和6年度基準で18歳未満)のお子様を有する世帯
※若者夫婦世帯:夫婦のどちらかが39歳以下の世帯
これまでの「子育てエコホーム支援事業」では、“子育て世帯・若者夫婦世帯”のみが対象となる新築住宅の補助要件でしたが、2025年からの「子育てグリーン住宅支援事業」では「GX志向型住宅」というより厳しい省エネ基準を満たせば、すべての世帯が利用できるようになっています。
GX志向型住宅とは?
GX志向型住宅とは、これまでのZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)水準をさらに上回る省エネ性能を備えた新しい住宅概念です。具体的には「断熱等性能等級6以上」「一次エネルギー消費量の削減率35%以上(再生エネルギー含む場合は100%以上)」など、従来よりも厳しい要件をクリアすることで、高額な補助金対象になります。
GX志向型住宅について詳しくは、以下の記事をご覧ください。
【新築】子育てグリーン住宅支援事業の補助対象者
子育てグリーン住宅支援事業の対象者は、原則として「新築住宅を取得する個人」となります。もちろん法人名義での新築や賃貸住宅の新築も対象にはなりますが、要件が一部異なります。
一般個人向け(注文住宅・新築分譲住宅)
○GX志向型住宅の場合:すべての世帯
○長期優良住宅・ZEH水準住宅の場合:子育て世帯(18歳未満の子どもがいる世帯)・若者夫婦世帯(夫婦いずれか39歳以下)
賃貸住宅向け(賃貸住宅新築)
○GX志向型住宅の場合:すべての世帯を入居想定
○長期優良住宅・ZEH水準住宅の場合:メインの入居者が子育て世帯・若者夫婦世帯となるように、一定期間は家賃設定や募集要件を優遇するなどの工夫が求められる
【新築】子育てグリーン住宅支援事業の申込期間
2025年(令和7年)に実施される子育てグリーン住宅支援事業の詳細スケジュールは、2024年末~2025年初頭にかけて正式発表される見込みです。現時点で想定されるポイントは以下のとおりです。
対象工事期間(着工)
2024年11月22日(令和6年の経済対策閣議決定日)以降に基礎工事より後の工程に着手していることが要件となる見込みです。
補助金の申請時期
2025年3月頃から申請受付を開始し、同年12月31日までを予定。(予算上限に達し次第、早期締切の可能性あり)
完了報告の期限
2026年以降の一定時期までに、検査済証の提出と引き渡しが完了している必要があります。
ただし、これまでの類似制度(例:「こどもエコすまい支援事業」「子育てエコホーム支援事業」など)では、想定よりも早く予算上限に達して受付終了になったケースもあります。補助金の利用を確実にしたい方は、締切ギリギリではなく、できるだけ早めに着手・申請することをおすすめします。
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「子育てグリーン住宅支援事業」の補助金対象であるGX志向型住宅は、高水準の断熱・省エネ性能に加え、最新の創エネ技術を統合しなければならないため、ノウハウがあるハウスメーカーや工務店の存在は欠かせません。
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