1000万円台で家は建つ?注文住宅の予算や相場価格

豆知識

2025.09.16

目次

・1000万円台で家を建てられる?
・熊本県の注文住宅の平均費用は約2,500万円(建物価格)
・注文住宅で最低限必要な予算は「1,800万円」
・平均的な家を建てるなら予算「2,000万円台」
・平均以上の家を建てるなら予算「3,000万円台」
・ハイグレードな家を建てるなら予算「4,000万円台」
・1000万円台の家を立てて後悔したポイント
・予算ごとに建てられる家を把握しよう

1000万円台で家を建てられる?

結論から言うと、1000万円台で家を建てることは可能です。ただし、それにはいくつかの条件やポイントを押さえる必要があります。何もかも思い通りに、というわけにはいきませんが、工夫次第で満足のいく家づくりは実現できます。

土地の有無が大きく影響する

最も大きな条件は「土地をすでに所有しているか」です。土地があれば、予算のすべてを建物に充てることができます。しかし、土地がない場合は、総予算から土地代を差し引いた金額が建築費用になるため、1000万円台で注文住宅を建てるのは難しくなります。まずは、土地の有無を明確にしましょう。

建物の工夫でコストを抑える

建物のコストを抑えるには、以下のような工夫が有効です。

シンプルな形状にする
凹凸の多い複雑な形の家は、材料費も手間もかかります。できるだけシンプルな箱型の総二階建てにすると、コストを抑えられます。

木造住宅を選ぶ
鉄骨造やRC造に比べて、木造住宅はコストを低く抑えることができます。

屋根の形を工夫する
シンプルな切妻屋根や片流れ屋根は、複雑な形状の屋根よりもコストを抑えられます。

希望に優先順位をつける

予算が限られているからこそ、「これだけは譲れない」という希望に優先順位をつけることが大切です。「テレワーク用の部屋が欲しい」という希望も、個室ではなく寝室の一角にスペースを設ける、といった工夫でコストを抑えつつ実現できるかもしれません。家族でしっかりと話し合い、家づくりで何を重視するのかを明確にしておきましょう。

ローコスト住宅が得意な会社を選ぶ

ハウスメーカーや工務店には、それぞれ得意な価格帯や工法があります。1000万円台の家づくりを成功させるには、ローコスト住宅の実績が豊富な会社を選ぶことが重要です。複数の会社から見積もりを取り、標準仕様でどこまで対応できるのか、オプション工事で追加費用はどれくらいかかるのかをしっかり比較検討しましょう。

規格住宅も選択肢に入れる

フルオーダーの注文住宅は自由度が高い分、費用も高くなりがちです。あらかじめ用意されたプランから選ぶ「規格住宅」は、自由度が低い分、費用を抑えることができます。規格住宅の中にも、デザイン性の高いものや、間取りを一部変更できるものもありますので、選択肢の一つとして検討してみましょう。

熊本県の注文住宅の平均費用は約2,500万円(建物価格)

一生に1度のマイホームを建てるとき、最も気になるのは価格ではないでしょうか。

熊本県における建物価格の平均費用は、約「2,500万円」となっています。
もちろん、平均費用はあくまでも目安であり、建てる住宅によって費用は異なります。

また、家を建てるときに必要となる費用は、大きく分けて以下の①~④があります。

①建物費用
②外構費用(付帯工事費)
③諸費用・その他費用
④土地費用

上記①~④について、詳しくは、以下の記事をご覧ください。

この記事では、「①建物費用」について、費用別に建てられる注文住宅をご紹介していきます。

注文住宅で最低限必要な予算は「1,800万円」

注文住宅で最低限必要な予算は、およそ「1,800万円」です。(As・Risingの場合)
「1000万円台」の家は、以下のようなコスト重視の方に好まれる傾向があります。

○ローンを早めに返してしまいたい人
○若いうちに家を建てたい人
○お金を家以外の養育費や趣味に充てたい人

「片流れ屋根」やシンプルな間取りの家が建てられる

では、「1,800万円」でどんな家を建てることができるのでしょうか。

まず、家の形状ですが、長方形または正方形のシンプルな形になる傾向があります。例えば、L字型、コの字型、ロの字型の家や、出窓やベランダを多く設けるなど、凸凹が多い複雑な形状の家は材料費がかさむため、「1,800万円」の家では難しくなります。

また、屋根もコストがかからない切妻屋根や片流れ屋根が主流となります。

「1000万円台」の家は間取りや内装もシンプルですが、家具やカーテン、証明などでオシャレを演出していくことも十分に可能です。

平均的な家を建てるなら予算「2,000万円台」

続いて、「2,000万円台」で建てることができる注文住宅についてご紹介していきます。ちなみに熊本県の建物価格の平均費用は約「2,500万円」なので、予算「2,000万円台」から熊本県では平均的な家を建てられることになります。

「平均的なコストをかけて注文住宅を建てたい」と思っている方には、予算「2,000万円台」がオススメです。

こだわる箇所に予算を割り振って理想の家に近づけられる

「2,000万円台」の注文住宅が、熊本県で平均的な予算とはいえ、どんな家でも建てられるわけではありません。もちろん、「1000万円台」の家と比べれば予算的な余裕はありますが、全部の箇所をグレードアップしていると予算オーバーになってしまいます。アップグレードしたい場所と、そうでない場所をしっかり区別する必要があります。

たとえば、「建物の形状や内装はシンプルなままで良いから、お風呂やトイレといった住宅設備をこだわりたい」など、予算配分をしっかり検討することが重要です。

平均以上の家を建てるなら予算「3,000万円台」

予算が「3,000万円台」になると、熊本県の平均以上の注文住宅を建てることができます。
具体的には以下のことが可能になります。

○住宅設備・建築資材のアップグレード
○家の延床面積を広くできる(家が広くなる)
○好みにあった住宅デザインや間取りの実現

自分の理想やこだわりを実現しやすい家を建てられる

上記でもご紹介したとおり、建築予算「3,000万円台」の注文住宅では、「2,000万円台」以下にくらべてご自身の好みやこだわりを実現しやすくなります。

「マイホームを建てるにあたって、どうしても譲れないこだわりがある」といった方は、建築予算「3,000万円台」の注文住宅がオススメです。

ハイグレードな家を建てるなら予算「4,000万円台」

「豪華でハイグレードな家を建てたい」という方は、建築予算「4,000万円台」の注文住宅がオススメです。

30坪~40坪程度の注文住宅を建てる場合、「4,000万円台」はかなり余裕がある予算と言えます。

自分のこだわりを詰め込んだ理想の家を建てられる

たとえば、「1,800万円」では断念せざるを得なかったL字型、コの字型、ロの字型の家や、出窓やベランダを多く設けた凸凹が多い複雑な形状の家でも、「4,000万円台」なら実現が可能です。

その他にも、システムバスをミストサウナ機能がついた高価なタイプにしたり、無垢床のフローリングにしたりと、住宅会社から提案されるプランも多くなり、そのなかから希望のものを選ぶ楽しみも生まれるでしょう。

1000万円台の家を立てて後悔したポイント

1000万円台の家は魅力的ですが、価格を抑えた分、後悔するポイントもいくつかあります。ここでは、よくある後悔ポイントとその対策をご紹介します。

1000万円台の家の後悔①:内装や外観が安っぽく見える

はじめにご紹介するのは、コストを抑えるために選べる建材や仕上げ材が限られ、内装や外観がシンプルになりすぎて「内観や外観が安っぽく見える」という後悔です。

対策
アクセントウォールを取り入れる
壁の一面だけ色や素材を変えるだけで、空間の印象は大きく変わります。

照明器具にこだわる
デザイン性の高い照明器具を選ぶと、部屋の雰囲気がぐっとおしゃれになります。

外壁の一部に木材などを使う
外壁の素材を一部変えることで、デザイン性を高めることができます。

1000万円台の家の後悔②:設備のグレードが低い

1000万円台の家を実現するために、キッチン、バス、トイレなどの住宅設備の標準グレードが低くすると、使い勝手が悪かったり、デザインが気に入らなかったりする後悔もあります。

対策
お金をかける優先順位を決める
毎日使うキッチンや、リラックスしたいお風呂など、特にこだわりたい設備には予算を重点的に配分しましょう。

施主支給を検討する
自分で購入した設備を工務店に取り付けてもらう「施主支給」を利用すると、コストを抑えながら好みの設備を選べる場合があります。

1000万円台の家の後悔③:断熱性能が低く、夏は暑く冬は寒い

1000万円台で家を建てる前に断熱材のグレードを下げたり、窓の性能を落としたりすることで、断熱性能が低くなり、光熱費が高くついてしまうという後悔も聞かれます。

対策
断熱性能は妥協しない
断熱性能は、後から変更するのが難しい部分です。長期的な視点で光熱費を抑えるためにも、断熱材や窓の性能にはこだわりましょう。

高気密・高断熱住宅の実績がある会社を選ぶ
ローコスト住宅でも、高い断熱性能を実現している会社はあります。会社の性能表示などをしっかり確認しましょう。

1000万円台の家の後悔④:劣化が早く、メンテナンス費用がかさむ

安価な建材は、経年劣化が早い傾向があります。建てるときの費用は安くても、頻繁なメンテナンスが必要になり、結果的に高くついてしまうというケースです。

対策
メンテナンス性の高い建材を選ぶ
外壁材や屋根材など、メンテナンス頻度が少なく、耐久性の高い素材を選ぶことをおすすめします。

長期的な視点でトータルコストを考える
建築費用だけでなく、将来のメンテナンス費用も含めたトータルコストで比較検討することが重要です。

1000万円台の家の後悔⑤:家が狭い・間取りの自由度が低い

予算内で土地を探すと、郊外になったり、土地の面積が狭くなったりすることがあります。また、規格住宅を選ぶと、間取りの自由度が低く、家族のライフスタイルに合わないということも。

対策
デッドスペースを有効活用する
小屋裏収納や床下収納など、デッドスペースをうまく活用して収納を確保しましょう。

将来の家族構成を考える
子供の成長や独立など、将来のライフスタイルの変化を見据えた間取りを考えましょう。

1000万円台の家の後悔⑥:施工品質やアフターサービスへの不安

1000万円で家を建てた場合、短期間での施工による施工不良や、引き渡し後のアフターサービスの対応が悪いといった後悔も聞かれます。

対策
実際の物件を見学する
完成見学会などに足を運び、実際の施工品質を自分の目で確かめましょう。

保証内容やアフターサービスについて詳しく確認する
定期点検の頻度や保証期間など、引き渡し後のサポート体制について、契約前にしっかりと確認しておきましょう。

予算ごとに建てられる家を把握しよう

この記事では、熊本県で注文住宅を建てる際の平均的な建築予算と、建物予算「1,800万円」、「2,000万円台」、「3,000万円台」、「4,000万円台」それぞれでどういった家を建てることができるのかについてご紹介してきました。

注文住宅は予算の範囲内で建てるのが当然ですが、それ以上に大切なのは「建てて良かった!」と心から思える家をつくることだと思います。そして、そのために必要なことは、自分の想いを汲み取って実現してくれる住宅メーカーを選ぶことです。

以下の記事では、「建てて良かった!」と思える家づくりを実現するために、住宅メーカー選びの秘訣を公開しています。ぜひ、メーカー選びの参考にしてください。

また、熊本県の家づくりに関するご相談や質問・疑問などございましたら、お客様が心から「建ててよかった!」と思える家づくりをモットーにしている熊本県の住宅会社「As・Rising」まで、お気軽にお問い合わせください。

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最後に、As・Risingの「建ててよかった」と心から思える家づくりについて、参考になる記事をご紹介していきます。

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