理想の家を建てるための生命線！動線や視線など間取り図のチェック方法

豆知識

2024.05.07

そもそも間取り図とは？

「間取り図」がどんなものかご存じでしょうか？
不動産サイトで、賃貸や購入のために物件を探す際によく目にする図が「間取り図」です。

完成済み物件の間取り図には、建物の各階のレイアウトを示した図のことで、部屋の配置やドアや窓の位置、家具の配置計画などが記されています。注文住宅を建てたり間取りを変更するリフォームをしたりする際には、施主と住宅会社が間取り図を使用してプランのすり合わせを行なうツールとしても利用されます。

なお、間取り図は「平面図」と似ていますが、平面図はより正確な寸法などが書き込まれており、「間取り図」は“お部屋の基本情報を大まかに確認するとき”に使用するのが一般的です。

間取り図から読み取れる情報

ここからは、間取り図から読み取れる情報についてご紹介していきます。

部屋や収納、窓の位置や数など家の基本情報

間取り図には、部屋の配置や広さ、ドアや窓の位置、収納の位置や数、方角など、「住宅の基本情報」が記載されています。

なお、間取り図をじっくり見ることで、生活した際の動線や、風通しや日当たりの具合、生活音や騒音問題の有無などもチェックすることが可能です。

「高さ」は立面図などで確認する必要がある

お部屋の平面的な情報を記載する「間取り図」では、お部屋の「高さ（空間の高さ）」の情報を確認することができません。

そのため、お部屋の高さをイメージしたい場合は、立面図や断面図などで確認する必要があります。立面図や断面図の確認方法ついて詳しくは、以下の記事をご覧ください。

＞＞図面の見方・読み方のコツは？記号や三角法、尺度、寸法等を解説｜エーエス・ライジング株式会社

間取り図でチェックすべきポイント

ここからは、注文住宅を建てる際に「間取り図」でチェックすべきポイントについてご紹介していきます。

住宅会社に伝えた要望が反映されているか

注文住宅を建てる際の間取り図で、まずチェックしたいポイントとして挙げられるのが「住宅会社に伝えた要望が反映されているか」です。

たとえば、「開放感のあるリビング」や「アイランドキッチン」、「広い玄関」といった要望を出している場合、間取り図にしっかりその要望が反映されているかを確認しましょう。

もし確認されていない場合はその理由を住宅会社に尋ねて、納得がいかない場合は設計をやり直してもらいましょう。

このように間取り図は、注文住宅を建てる際は施主とハウスメーカーの間でプランニングのすり合わせを行なうツールとして活躍します。

生活しやすそうな動線になっているか

間取り図で重要なチェックポイントとしては、「生活しやすそうな動線になっているか」も挙げられます。

生活動線とは、家族が日常生活を送る際の移動経路のことを指し、リビングからキッチン、トイレからバスルームなどが挙げられます。生活動線のなかでも、家事に関わる動線のことを「家事動線」と呼びます。

注文住宅を建てる際は、この生活動線や家事動線をチェックして、日頃の生活や家事がしやすいかどうかをシミュレーションすることが大切です。

代表的な家事動線が良い間取りとしては、「アイランドキッチンにしてLDKから冷蔵庫やパントリーまでを回遊可能にする」や、「水回りを一直線に並べて水回りの家事をしやすくする」などが挙げられます。

部屋の配置などで騒音問題は起こらなさそうか

間取りをよく確認することで、家の中の生活音や騒音問題が発生しそうかどうかについても事前に確認することができます。

たとえば、トイレの近くにリビングや部屋があると、生活音が気になってしまう可能性があります。また、道路に面した場所に部屋がある場合、交通量にもよりますが騒音ストレスにつながってしまうケースも考えられます。

ずっと暮らし続ける家だからこそ、「音」に関しても暮らしやすいかを間取り図から事前にチェックすることが大切です。

内部や外部からの視線は問題ないか

間取り図をよく確認することで、「内部や外部からの視線」をシミュレーションすることもできます。

たとえば、道路に面しているお部屋の窓の場合は、「外からの目線」をしっかり隠せているかをチェックするべきでしょう。反対に、景色が良い場所や家が無い場所に面しているお部屋の窓からは、「部屋のなかから外がしっかり見えるか」が重要になります。

こういった視線は住人のプライベートを守る意味も大きいですが、防犯対策のためという意味合いもあります。

家具が置けるかどうか（ドアの種類を確認）

注文住宅の扉には、開き戸や引き戸、吊り戸などいろいろな種類が存在します。

建てようとしている家の扉がどういった種類なのかを間取り図で確認しておくことで、置こうとしている家具が想定どおり置けるかどうかをチェックすることができます。

たとえば、「開き戸だと家具を置くスペースが足りないから引き戸にしよう」など、間取り図をよく確認することで、理想の暮らしに近づける場合もあります。

収納が足りるかどうか

間取り図をチェックすることで、注文住宅の収納の数やスペースを確認することができます。

そもそも「収納」とは、必要なものを使うときにすぐ取り出せるように「収めておくスペース」のことを指します。したがって、「収納スペース」に収納された物は、ただ入れるのではなく取り出しやすくしておくのが理想です。

間取り図をチェックすることで、使いやすい「収納スペース」として機能するかどうかを予め確かめることが可能です。

なお、注文住宅の収納計画について詳しくは、以下の記事をご覧ください。

＞＞「収納率」よりも「収納効率」！新築の収納計画を部屋ごとに徹底解説！｜エーエス・ライジング株式会社

間取り図（図面）は注文住宅を建てるときの生命線！

この記事では、注文住宅を建てるときに必ず確認が必要となる「間取り図」について、間取り図から読み取れる情報や間取り図でチェックすべきポイントなどをご紹介してきました。

「間取り図」をしっかり確認することで、事前に問題点となりそうなポイントを見つけ、住宅会社に訂正してもらいながら家づくりを進めることができます。

「理想の家を建てるはずが、理想とはほど遠い家になってしまった……」
「こんなはずじゃなかった……」

こういった注文住宅の失敗を防ぐためにも、住宅会社とコミュニケーションを取りながら、間取り図などの図面もご自分の目でしっかり確認することが大切です。

間取り図をはじめとした図面の読み方や役割について詳しくは、以下の記事をご覧ください。

＞＞図面の見方・読み方のコツは？記号や三角法、尺度、寸法等を解説｜エーエス・ライジング株式会社

＞＞注文住宅を建てるときは図面が重要！役割や失敗しない為のポイント｜エーエス・ライジング株式会社

As・Risingは間取り図もお客様と一緒にしっかりチェックします！

熊本県の住宅会社「As・Rising」では、お客様ファーストをモットーに、建築前の打ち合わせの段階で、間取り図をはじめとした図面についてもしっかりとした解説を行ないます。

お客様が「建ててよかった」と心からおもえる注文住宅を建て続けることが、「As・Rising」の使命です。熊本県でずっと安心して住める家を建てるなら、「As・Rising」までご相談ください。

最後に、As・Risingの「建ててよかった」と心から思える家づくりについて、参考になる記事をご紹介していきます。

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