注文住宅と建売住宅は何が違う?メリット・デメリットを徹底比較

豆知識

2025.06.05

目次

・注文住宅と建売住宅の違いは何?
・注文住宅のメリット
・注文住宅のデメリット
・建売住宅のメリット
・建売住宅のデメリット
・熊本で注文住宅を建てるなら「As・Rising」へ

注文住宅と建売住宅の違いは何?

はじめに、注文住宅と建売住宅の違いについて解説していきます。

自由な設計で建築できる「注文住宅」

「注文住宅」は、建売住宅に比べて施主(家を建てる人)の自由な設計で建築できることが最大の特徴です。具体的には、家の外観デザインや構造、間取り、内装などあらゆる点を施主の要望通りに決めることが可能です。

なお、「注文住宅」の場合、家を立てたい場所に土地を購入する必要もあります。

決められた間取りの「建売住宅」

「建売住宅」は、ハウスメーカーや工務店が、あらかじめ家を建てておき、土地付きで販売する形態の住宅のことを指します。

施主の要望に沿って家を設計していく注文住宅に比べると画一的な住宅になりやすいですが、購入前に価格がはっきり分かっているなどのメリットもあります。

注文住宅と建売住宅の中間のような「規格住宅」

住宅の種類にはもうひとつ、「規格住宅」が存在します。

「規格住宅」とは、ハウスメーカーや工務店があらかじめ用意している間取りプランを元にして、好みのデザインや設備を選んで建てる家のことを指します。

土地に関しては注文住宅のように家の購入者側が用意する必要があり、建てる家の自由度は注文受託と建売住宅の中間といった具合になっています。

この記事では主に注文住宅と建売住宅のメリット・デメリットについて触れていきますが、もうひとつの選択肢として「規格住宅」があることも忘れないようにしましょう。

 

注文住宅のメリット

ここからは、注文住宅のメリットについて、さらに詳しく解説していきます。理想の住まいを実現するための多くの魅力がありますので、ぜひ参考にしてください。

家の設計や間取りを自由に決められる

冒頭でも記載した通り、注文住宅の最大のメリットとしてまず挙がるのは、家の設計を施主が自由に決めることができる点です。これは、単にデザインの好みを反映できるというだけでなく、ご自身のライフスタイルや家族構成、将来の計画に合わせて、最適な住空間を創造できることを意味します。

例えば、「家族が集まるリビングは開放的な吹き抜けにしたい」「趣味の自転車を整備できる土間スペースが欲しい」「料理をしながら子供の様子が見える対面キッチンにしたい」といった具体的な要望から、「和モダンな落ち着いた雰囲気の家にしたい」や「明るく開放的なカリフォルニアスタイルの家にしたい」などのデザインコンセプトまで、幅広く実現可能です。

さらに、こだわった間取りはもちろんのこと、使用する素材、断熱性能や耐震性能といった住宅の基本性能、最新の住宅設備に至るまで、細部にわたり自分たちの希望を反映させることができます。

将来のリフォームを考えた設計にできる

注文住宅なら、建築当初から将来的な家族構成の変化やライフスタイルの変化を見越して、リフォームしやすい家にすることも可能です。例えば、子供の成長に合わせて部屋を間仕切りできるように予め下地を入れておいたり、将来的に車椅子を利用することになった場合に備えて通路幅を確保したり、水回りの配置を工夫しておくといった配慮ができます。

既に完成している建売住宅では、建築時点での最適化が優先され、将来的なリフォームのことまで考慮されていない可能性があります。そのため、長期的な視点で住まいのことを考え、将来的なリフォームまで視野に入れている方は、構造段階から計画できる注文住宅がオススメです。これにより、将来のリフォーム費用を抑えたり、より大規模な改修にも対応しやすくなるメリットがあります。

家が出来上がっていく過程を見ることができる

既に出来上がっている家を購入する建売住宅とは違い、注文住宅は施主とハウスメーカーや工務店が何度も打ち合わせを重ね、詳細な設計図に基づいて、どんな家にするのかしっかり決まってから家を建て始めます。基礎工事から始まり、柱や梁が組まれ、徐々に家の形が見えてくる様子は、まさに「家づくり」の醍醐味と言えるでしょう。

そのため、家を建てていく工程を最初から自分の目で見守ることができるため、「自分が主体となって家をつくっている」といった実感と愛着を深く味わえるでしょう。また、別の視点から考えると、建築工事の進捗状況や施工品質について、住宅会社が設計図通りにしっかりと建築工事を行ってくれているか、各工程ごとに施主自身の目でチェックすることも可能です。気になる点があれば、その都度現場監督に質問したり、説明を求めたりすることもできます。

注文住宅のデメリット

ここからは、注文住宅のデメリットについて、より具体的に解説していきます。メリットだけでなく、注意すべき点を理解しておくことが大切です。

こだわると建築費用が増えてしまう

注文住宅のデメリットとしてよく挙げられるのが、デザインや素材、設備などにこだわった理想の家を追求しようとすると、それに伴って建築費用も高額になりやすいという点です。一つ一つの選択肢が魅力的であるため、つい予算を超えてしまうことも少なくありません。

ただし、全ての要望を盛り込むのではなく、こだわりたいポイントに優先順位をつけ、施工を依頼する住宅会社と密に相談することで、あらかじめ決めておいた予算内で収まるように調整することは十分に可能です。例えば、リビングの内装には自然素材を使うけれど、子供部屋はコストを抑えたクロスにするなど、メリハリをつけることで全体の費用をコントロールできます。

設計や見積もりで時間がかかる

注文住宅は、施主の多岐にわたる要望を一つ一つ丁寧にヒアリングし、それを設計図に落とし込んでいくため、必然的に建売住宅を購入する場合よりも打ち合わせの回数が増え、全体的に多くの時間が必要となります。間取りプランの検討、内外装のデザイン、設備の選定、各種申請手続きなど、決定事項も多岐にわたります。

実際に家を建てる期間としては、弊社As・Risingの場合ですと、土地の状況やプランの内容、各種申請の許認可状況などにもよりますが、ご契約からお引渡しまでスムーズに進んだとしても、最短でも5ヶ月程度は必要となります。入居したい時期が決まっている場合は、そこから逆算して早めに計画をスタートさせることが重要です。

家づくりの詳しい手順については、以下の記事をご覧ください。

>>家づくりの流れを大公開!【前編】ご相談~着工まで|エーエス・ライジング株式会社

>>家づくりの流れを大公開!【後編】着工~完成まで|エーエス・ライジング株式会社

住みたい場所の土地が買えるとは限らない

注文住宅を建てる場合、まず建築するための土地を確保する必要があります。そのため、漠然と「このエリアに住みたい」と考えていても、実際に希望する条件(広さ、価格、立地、周辺環境など)に合う土地が売りに出ているとは限りません。特に人気のエリアでは土地の競争率が高く、情報収集や迅速な判断が求められます。

また、やっと見つけた土地でも、法的な規制(建ぺい率、容積率、高さ制限など)や土地の形状によっては、思い描いていた通りの家が建てられないケースも出てきます。土地探しは家づくりの第一歩であり、非常に重要な要素となるため、不動産情報に詳しい住宅会社に相談しながら進めることをお勧めします。

熊本県内で注文住宅を建てる方で、これから土地を探そうという方は、以下の記事を参考にしてください。

>>注文住宅を諦めない!熊本県でいい土地を探すコツや注意点|エーエス・ライジング株式会社

>>いい土地の選び方はコレ!8つのポイントから解説|エーエス・ライジング株式会社

建売住宅のメリット

ここからは、建売住宅のメリットについて、さらに詳しく解説していきます。手軽にマイホームを実現できる点が魅力です。

あらかじめ価格が明確なのでローンが組みやすい

建売住宅の場合、土地と建物がセットで販売されるため、あらかじめ販売価格が「2,500万円」や「3,000万円」といった形で明確に提示されています。これにより、購入者は自身の予算に合わせて物件を選びやすく、資金計画も具体的に立てやすいという大きなメリットがあります。

そのため、住宅ローンを借りる際も、物件価格がはっきりしているため金融機関の審査が比較的スムーズに進む場合が多いです。諸費用についても概算を把握しやすいため、トータルでかかる費用を見通しやすいのも魅力の一つです。

注文住宅に比べて打ち合わせが少ない

建売住宅のメリットとして、注文住宅に比べて契約前の打ち合わせ回数が格段に少ない点があげられます。既に完成しているか、建築中の物件を購入するため、間取りや設備、内外装のデザインなどを一から決める必要がありません。

そのため、意思決定に要する時間や手間を大幅に削減できます。また、実際に住み始めるまでにかかる期間も、建売住宅の場合は住宅ローンの審査が通り、売買契約の手続きが完了すれば、基本的にすぐに入居できるのも大きな魅力です。特に、お仕事で忙しい方や、できるだけ早く新生活をスタートさせたい方にとっては、非常に効率的な選択肢と言えるでしょう。

建売住宅のデメリット

ここからは、建売住宅のデメリットについて、より具体的に解説していきます。メリットと比較検討し、ご自身に合った選択をすることが大切です。

既に家のデザインが決まっている

建売住宅は、ハウスメーカーや工務店が市場のニーズを考慮してあらかじめ設計し、建築した家を購入する形になります。そのため、外観デザイン、間取り、内装、キッチンや浴室といった設備の仕様など、ほとんど全てが既に決定されています。購入者の希望に合わせて壁紙の色を変えたり、キッチンをグレードアップしたりといった軽微な変更が可能な場合もありますが、基本的には大幅なデザイン変更や間取りの変更はできません。

したがって、ご自身のライフスタイルや好みに完全に合致するとは限らず、どこかしら妥協点が出てくる可能性があります。「リビングをもう少し広くしたい」「収納スペースを増やしたい」といった具体的な要望があっても、それを反映させることは困難です。

個性のない住宅になりやすい

建売住宅は、幅広い層に受け入れられることを目指し、また、手頃な価格で提供するために、設備や使用する素材などを標準的なグレードでまとめているケースが多く見られます。その結果、コストパフォーマンスには優れますが、どうしても個性を出しにくい側面があります。

また、デザインも流行に左右されにくい無難でオーソドックスなものが採用される傾向があり、特に大規模な分譲地などでは、似たような外観の家が建ち並ぶことも少なくありません。そのため、自分たちらしさや独自性を住まいに求める方にとっては、物足りなさを感じるかもしれません。

将来的なリフォームが考慮されていないことも

建売住宅では、建築コストを抑えることや、販売時のプランの合理性が優先されるため、将来的な大規模リフォームや間取り変更のことまで詳細に設計して建てられていない場合が多くあります。例えば、壁の内部構造や配管・配線のルートなどが、後々の変更に対応しにくい設計になっていることも考えられます。

そのため、将来的に家族構成の変化に合わせて間取りを変更したり、大掛かりなリノベーションを検討している場合は、構造上の制約を受けたり、予想以上に費用がかさんだりする可能性も考慮しておく必要があります。長期的な視点で住み替えではなくリフォームを視野に入れている場合は、注文住宅の方が柔軟に対応しやすいと言えるでしょう。

建築過程をチェックできない

建売住宅は、多くの場合、建物が既に完成している状態か、あるいは建築途中の段階で購入契約を結ぶことになります。そのため、基礎工事の状況や壁の内部、構造躯体といった、完成後には見えなくなってしまう重要な部分がどのように施工されたのかを、購入者が直接自分の目で確認することはできません。

そのため、万が一、施工不良や手抜き工事などが行われていたとしても、完成物件の外観や内装を見ただけでは、購入者側が見抜くことは非常に困難です。もちろん、多くの事業者は厳しい品質管理のもとで建築を行っていますが、不安を感じる場合は、第三者の専門家による建物状況調査(インスペクション)を依頼することも検討肢の一つです。

 

熊本で注文住宅を建てるなら「As・Rising」へ

この記事では、注文住宅と建売住宅の違いや、それぞれのメリットについてご紹介してきました。

「熊本県内で、こだわった外観や内装、間取りの家に住みたい!」
「すでに熊本県内で住みたいエリアが決まっている」

上記のようなことをお考えの場合、熊本県の住宅会社「As・Rising(エーエスライジング)」までお問い合わせください。

「As・Rising」では、お客様が「建ててよかった!」と心から思える家づくりを目指して、日々励んでいます。「平屋みたいな2階建て」をはじめとするモデルハウス内覧会も開催していますので、熊本県で注文住宅を建てたい方は、ぜひ一度ご覧いただければ幸いです。

>>モデルハウス情報|エーエス・ライジング株式会社

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最後に、As・Risingの「建ててよかった」と心から思える家づくりについて、参考になる記事をご紹介していきます。

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