家を建てる無理のない適正予算は?賢いライフプランの立て方

豆知識

2020.07.27

マイホームの予算を無理して決めていませんか?

多くの人にとって、一生のうちで最も大きな買い物であるマイホーム。当然、できるだけ良い家にしようと思って、予算だって無理をしたくなりますよね。

でも、ちょっとまってください!

実はマイホームの予算を無理して奮発してしまうと、あとあと苦労してしまうことになりかねません。マイホームを建てる予算は、無理せず返済していける適正予算を知ることがとても重要です。

この記事では、家を建てる際の適正予算についてご紹介していきます。

4つの要素から毎月の返済可能額を割り出そう

住宅を建築するときの適正予算(訂正借入額)を知るために、まずは毎月の返済可能額を知る必要があります。

返済可能額は、以下の4つの要素から導き出すことが可能です。

①年間の手取収入

まず元なる値として、年間の手取り収入を算出しましょう。ここで中止しなくてはいけないのが、サラリーマンの場合はお給料の「総額」ではなく、健康保険料や税金などが引かれたあとの「手取額」を見る必要がる点です。

なお、ボーナスが支給される方は、ボーナスも含んだ手取収入額を算出しましょう。

②住宅購入後の維持費

住宅を購入したあとは、維持費として「固定資産税」や「都市計画税」などの税金や、家が広くなることによって高額になる光熱費などが考えられます。

まずはこれら住宅購入後の維持費がいくらかかるのかについて、物件を見学したときや、住宅会社に相談したときに確認しておきましょう。

③生活費などの支出

現在かかっている生活費などの支出も算出しましょう。なお生活費とは、家賃以外の支出(食費、電話代、インターネット通信費など)のことを指します。

正確な生活費を知るためには、家計簿をつけるか、年間収入額から年間貯蓄額を差し引くことでも求めることができます。

④教育費・貯蓄

住宅ローンを組んでマイホームを購入後も、将来的にかかる教育費や家の修繕費のために、こつこつ貯蓄していく必要があります。したがって、毎月いくら貯蓄するかを、あらかじめ決めておくことが大切になります。

毎月の返済可能額を導き出す計算式

上記①~④の情報がそろったら、以下の式にあてはめることによって、毎月の返済可能額を導き出すことができます。

★毎月の返済可能額=(①-②~④)÷12ヶ月

例えば3人家族を例にとってみます。

①手取収入:600万円
②年間維持費:30万円
③生活費:年300万円/月25万円(8.3万円*3)
④貯蓄額:年120万円/月10万円

上記条件の場合、式に当てはめると、

(①600万円-②30万円-③300万円-④120万円)÷12=12.5万円

となり、毎月の返済可能額は「12.5万円」であることがわかります。

※上記はあくまでも例です。ご自身の状況にあわせて算出してください。

返済可能額から分かる適正予算(適正借入額)

ここからは、上記でご紹介した返済可能額を元に、家を購入する際の適正予算(適正借入額)についてご紹介していきます。

※ここでご紹介する適正予算はあくまでも目安となります。金利などの条件によって適正予算は変化します。

毎月返済可能額5万円の適正予算

  • ○返済年数15年:800万円
  • ○返済年数20年:1,030万円
  • ○返済年数25年:1,250万円
  • ○返済年数30年:1,440万円
  • ○返済年数35年:1,630万円

※金利は1.5%を想定しています。

毎月返済可能額10万円の適正予算

  • ○返済年数15年:1,550万円
  • ○返済年数20年:1,970万円
  • ○返済年数25年:2,350万円
  • ○返済年数30年:2,700万円
  • ○返済年数35年:3,010万円

※金利は1.5%を想定しています。

毎月返済可能額15万円の適正予算

  • ○返済年数15年:2,410万円
  • ○返済年数20年:3,100万円
  • ○返済年数25年:3,750万円
  • ○返済年数30年:4,340万円
  • ○返済年数35年:4,890万円

※金利は1.5%を想定しています。

毎月返済可能額20万円の適正予算

  • ○返済年数15年:3,220万円
  • ○返済年数20年:4,140万円
  • ○返済年数25年:5,000万円
  • ○返済年数30年:5,790万円
  • ○返済年数35年:6,530万円

※金利は1.5%を想定しています。

毎月返済可能額30万円の適正予算

  • ○返済年数15年:4,830万円
  • ○返済年数20年:6,210万円
  • ○返済年数25年:7,500万円
  • ○返済年数30年:8,690万円
  • ○返済年数35年:9,790万円

※金利は1.5%を想定しています。

家の予算を考えるときにありがちな落とし穴・注意点

ここからは、家の予算を考えるときにありがちな落とし穴・注意点について解説していきます。

必ずしも「年収の5倍」は正しくない

よく住宅ローンを組むときの適正予算は「年収の5倍」なんて言われているのを、耳にしたことがある方もいるでしょう。

しかし、「年収の5倍」という話はあまり鵜呑みにしないほうがいいです。というのも、住宅ローンの適正借入額を決める重要なポイントは、収入だけでなく「支出」にもあるためです。

そのため、この記事でご紹介したとおり、家族構成が変わったりするだけでも生活費などの支出額が増えるので、適正借入額も変化します。

「年収の5倍までなら借りて大丈夫」と思って住宅ローンを組んでしまうと、あとあと返済が大変になるかもしれないので、注意が必要です。

住宅ローンの返済額だけで返済プランを立てない

「これまでの家賃と同じくらいで家が買えますよ」なんてうたい文句を目にしたことはありませんか?

たしかに、住宅ローンの支払額だけ見れば家賃と同じくらいの金額かもしれませんが、実際にはこの記事でご紹介したとおり、住宅購入後に必要となる支出として「固定資産税」や「都市計画税」があります。

住宅ローンを組む際は、甘い言葉に惑わされず、こういった支出にも気を配るようにしましょう。

適正予算を下回っている場合も?

住宅の購入を検討されている方のなかには、あらかじめ予算をある程度決めてから住宅会社に相談に行く人もいらっしゃいます。ところが、そのご自身で算出した予算が、実は適正予算を下回っているケースも存在するのです。

その理由として、「現在の家賃」と比較して借りられる金額を決めているせいではないかと考えられます。たとえば、現在の家賃が7万円だとして、「7万円☓12ヶ月☓30年=2,520万円」といった感じで決めている方が多いのではないでしょうか。

しかし、実際に新築住宅を建てたあとは、省エネ性能にすぐれた最新家電や住宅性能による光熱費の軽減や、住宅ローン専用の保険である団体信用生命保険に加入するにあたって発生する保険料の見直しなどによって、家賃以外の毎月の出費が軽減されることもあるのです。

家を建てる際の「適正予算」を考えるときは、あまり自分だけでは決めてかからず、住宅会社のアドバイスなども参考にしたほうが、より適切な金額で良い家を建てることができると思います。

住宅の適正予算でお悩みなら「As・Rising」にご相談ください!

この記事では、マイホームを購入する際の適正予算(適正借入額)について、毎月の返済可能額から割り出す方法をご紹介してきました。

「それでも、まだ自分の無理せず返せる金額がわからない……」

という方は、熊本県の住宅会社「As・Rising」にご相談ください。

「As・Rising」では、お客様が本当に満足できる家づくりをモットーに、お客様の状況ごとにあわせた「無理せず返済できる適正金額」をご提案させて頂いております。

マイホーム購入時の適正金額でお悩みなら、ぜひ「As・Rising」までご相談ください!

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