スレート?瓦?屋根の形と素材の種類ごとの価格や耐用年数

豆知識

2023.11.28

目次

・屋根の形と種類の一覧
・スレート屋根のメリットと価格
・ガルバリウム屋根のメリットと価格
・ジンカリウム屋根のメリットと価格
・瓦屋根のメリットと価格
・銅板屋根のメリットと価格
・アスファルトシングル屋根のメリットと価格
・屋根でお悩みなら「As・Rising」へご相談ください

屋根の形と種類の一覧

はじめに、屋根の形と種類の一覧をご紹介していきます。

屋根の形一覧

屋根の形も意外と多く、現在8種類以上の屋根があります。

切妻屋根(きりづまやね)

切妻屋根は、左右対称に山のように傾いた屋根のことを指します。日本においては最も馴染みがある屋根の形だと思います。

寄棟屋根(よせむね)

寄棟屋根は、切妻屋根の左右に傾いた屋根が設置された4面の屋根のことを指します。最近の住宅に多い屋根です。

入母屋屋根(いりおもや)

入母屋屋根は、上記でご紹介した寄棟屋根の上に、切妻屋根が乗っかっているような形の屋根のことを指します。

片流れ屋根(かたながれ)

片流れ屋根は、1面だけの屋根が傾いた形のことを指します。太陽光発電を設置する家では推奨されることもあります。

方形屋根(ほうぎょうやね)

方形屋根は、形が同じ三角形が四方に設置された4面の屋根になります。

陸屋根(りくやね・ろくやね)

陸屋根は、勾配がない平面の屋根のことを指します。

はかま腰屋根(はかまごしやね)

はかま腰屋根は、切妻屋根の左右の端に小さい斜面がついた屋根のことを指します。隅切屋根や半切妻屋根、ドイツ屋根などとも呼ばれます。

屋根の種類と耐用年数・寿命一覧

ここでは、屋根の種類と耐用年数・寿命の一覧をご紹介します。

○スレート(コロニアル):25年~30年
○ガルバリウム鋼板:25年~30年
○ジンカリウム鋼板 :40年~50年
○トタン:15年~20年
○瓦(陶器):50年~60年
○銅板:60年~100年
○アスファルトシングル:10年~15年

スレート屋根のメリットと価格

ここでは、スレート屋根(コロニアル屋根)のメリットと価格をご紹介していきます。

スレート屋根のメリット

スレート屋根は、日本で最も使用されている屋根素材で、安価なことが最大のメリットと言えます。

また、軽量なので屋根を支える建物への負担が少ないというメリットもあります。

スレート屋根のデメリット

スレート屋根のデメリットは、屋根が割れやすいことが挙げられます。

また、塗膜劣化によって防水性がなくなってしまうので、約10年ごとに塗装の塗り直しが必要となります。

スレート屋根の価格

スレート屋根の価格は、

●4,500~8,000円/1平方メートル

となっています。

ガルバリウム屋根のメリットと価格

ここでは、ガルバリウム屋根のメリットと価格をご紹介していきます。

ガルバリウム屋根のメリット

ガルバリウムは、金属の中で最もコストパフォーマンスが良いと言われています。

メリットとしては、錆びにくく高耐久である点や、軽いので建物への負担が少なく地震にも強い点が挙げられます。また、傾斜がゆるい屋根であっても施工が可能です。

ガルバリウム屋根のデメリット

ガルバリウム屋根のデメリットとしては、断熱性能が低いので断熱対策を施す必要がある点や、遮音性が低いため雨音などが響きやすいといった点が挙げられます。

ガルバリウム屋根の価格

ガルバリウム屋根の価格は、

●6,000円~9,000円/1平方メートル

となっています。

ジンカリウム屋根のメリットと価格

ジンカリウム屋根は、素材的にはガルバリウム屋根と同じですが、表面が石粒でコーティングされている特徴があります。
ここでは、ジンカリウム屋根のメリットと価格をご紹介していきます。

ジンカリウム屋根のメリット

ジンカリウム屋根のメリットですが、ガルバリウムの弱点であった断熱性と防音性の低さを、石粒をコーティングすることによって改善している点が挙げられます。

また、軽量のため耐震性も優れている点は、ガルバリウム屋根と変わりません。

ジンカリウム屋根のデメリット

ジンカリウム屋根のデメリットとしては、コーティングされている自然石が剥がれ落ちてしまう可能性がある点です。

また、ガルバリウム屋根よりも価格が高くなる傾向にあります。

ジンカリウム屋根の価格

ジンカリウム屋根の価格は、

●7,000円~12,000円/1平方メートル

となっています。

瓦屋根のメリットと価格

ここでは、瓦屋根のメリットと価格をご紹介していきます。

瓦屋根のメリット

日本人にはどこか懐かしさもある瓦屋根ですが、耐用年数・寿命が50~60年と長い上に、メンテンナスがほとんど必要ないことがメリットと言えます。

また、塗装していないので再塗装が必要ない点や、遮音性や断熱性が高い点、瓦が破損しても1枚単位で交換が可能な点などもメリットとして挙げることができます。

瓦屋根のデメリット

瓦屋根のデメリットとしては、屋根材の中では高額なことが挙げられます。これは、素材自体の価格もありますが、瓦屋根の施工には専門の職人が必要のため、工賃も高くなっていることが要因としてあります。

また、瓦屋根は重量が重いので、建物への負担が大きい点もデメリットのひとつです。耐震性も優れているとは言えないので、リフォーム後に瓦屋根に変えるのはあまりオススメできません。

瓦屋根の価格

瓦屋根の価格は、

●8,000円~12,000円/1平方メートル

となっています。

銅板屋根のメリットと価格

銅板屋根は、日本で古くから使用されてきた屋根材です。主に神社やお城などで使用されており、緑青(ろくしょう)と呼ばれる銅の錆により、重厚感を演出することができます。

ここからは、銅板屋根のメリット・デメリットと価格についてご紹介していきます。

銅板屋根のメリット

銅板屋根の代表的なメリットは、以下のとおりです。

○緑青が表面を覆うことで、錆を銅板の中にまで浸透させない働きがある。
○耐久性が60~100年といわれており、メンテナンスも不要。
○非常に軽量なので屋根への負担が少なく、耐震性が高い。
○柔らかく加工がしやすいため、神社仏閣などの複雑な形状の屋根にも対応が可能。
○日本特有の趣を演出することができる。

銅板屋根のデメリット

銅板屋根の代表的なデメリットは、以下のとおりです。

○スレート屋根やガリバリウム屋根と比べると、価格が2~3倍と高価。
○一般家庭では需要が少ないので、扱える業者が少ない。

銅板屋根の価格相場

銅板屋根の価格相場は、

●18,000円~20,000円/1平方メートル

となっています。

アスファルトシングル屋根のメリットと価格

アスファルトシングル屋根は、アメリカやカナダでは一般的な屋根材として使用されています。アスファルトをガラス繊維(グラスファイバー)で含浸し、表面に砂粒(細かくした天然石)を貼りつけて製造します。

ここからは、アスファルトシングル屋根のメリット・デメリットと価格についてご紹介していきます。

アスファルトシングル屋根のメリット

アスファルトシングル屋根の代表的なメリットは、以下のとおりです。

○仕上げに防水シートが使われているため、防水性が高い。
○表面に細かくした天然石を貼りつけているため、防音性が高い。(雨漏りの音などが気にならない)
○柔らかく加工がしやすいため、複雑な形状の屋根にも設置しやすい。
○スレート屋根などにくらべても軽量なため、屋根に負担がかかりにくく、耐震性が高い。
○費用が安価。

アスファルトシングル屋根のデメリット

アスファルトシングル屋根の代表的なデメリットは、以下のとおりです。

○勾配が緩い屋根には向かない。
○劣化をすると表面の砂粒が剥がれ、落下してくる。
○カビ・コケが発生しやすい。
○接着が不十分だと、強風で剥がれてしまう可能性がある。
○日本ではあまり普及していないので、施工業者が限られている。

アスファルトシングル屋根の価格相場

銅板屋根の価格相場は、

●6,500〜8,000円/1平方メートル

となっています。

屋根でお悩みなら「As・Rising」へご相談ください

この記事では、屋根の形状ごとの種類と、材質ごとの種類や耐用年数・寿命、メリット・デメリットについて詳しくお伝えしてきました。

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最後に、As・Risingの「建ててよかった」と心から思える家づくりについて、参考になる記事をご紹介していきます。

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