そもそも地鎮祭とは?
地鎮祭(じちんさい)とは、家を建てる前に神主さんなどを呼び、建築工事の安全を願う儀式のことを指します。地鎮祭は、家づくり全体の工程から見ると、最終仕様と図面の承認を得た後(基礎づくりの前)に行います。
家づくりの流れについては、以下の記事をご覧ください。
地鎮祭を行うかどうかは施主次第
基本的に、地鎮祭を行うかどうかは施主(家を建てるお客様)次第です。最近では、費用面や準備などの手間が惜しい、時間的な都合がつかない、などの理由で行わない施主様も増えてきています。
地鎮祭は「建築工事の安全を願う」ために行う儀式ですので、地鎮祭を行うかどうかは家を建てる人に決定権があります。
地鎮祭の服装や挨拶などのマナー
地鎮祭の服装は、基本的に普段着で問題ありませんが、神事にあたるため神社に行くときのような格好が望ましいです。
地鎮祭の流れや日取りの決め方
冒頭でもご説明したとおり、地鎮祭は基礎工事の前に行います。そのため、地鎮祭の日程も、基礎工事の前のタイミングでハウスメーカー等と相談して決めることになるでしょう。
地鎮祭の流れ
地鎮祭は、以下の流れで進行していきます。ほとんどは神主さんが行ってくれますので、施主はあまり前に出ることはありませんが、「地鎮の儀」や「玉串奉奠」では出番が回ってきます。
1:開式の辞
神主が、地鎮祭の開式を宣言します。
2:修跋の儀(しゅばつのぎ)
祭壇や土地、参列者、供物をお祓いで清めます。
3:降神の儀(こうしんのぎ)
神様を祭壇にお迎えします。
4:献饌(けんせん)
神様にお供え物を献上します。
5:祝詞奏上(のりとそうじょう)
神主が祝詞を読み上げ、神様に工事の安全を祈願をします。
6:清祓い(きよはらい)
神主が土地の四隅と中央に切麻(細かく切った麻と米を混ぜたもの)を撒いて清めてくれます。(四方祓い、切麻散米とも)
7:玉串奉奠(たまぐしほうてん)
玉串(榊(さかき)という木の枝)を奉り、家を建てる土地の神様に拝礼と工事安全の祈願を行います。
8:撤饌(てっせん)
お供え物をお下げします。
9:昇神の儀(しょうじんのぎ)
神様にお帰りいただきます。
10:閉式の辞(へいしきのじ)
神主が地鎮祭の終了を宣言します。
※上記の流れは一例です。場合によっては上記と異なる流れになることもあります。
地鎮祭の所要時間は30分~
地鎮祭の所要時間は、大体30分~40分程度です。
地鎮祭に必要な費用やお供え物(お酒など)
ここでは、地鎮祭を行うにあたって準備しなければいけないお酒などのお供え物をご紹介していきます。
基本的に、「As・Rising」で地鎮祭を行う場合、「初穂料」と「お神酒」のみをお客様でご用意いただければ、その他のお供え物はお願いする神社に用意してもらうことができます。
初穂料(玉串料・祈祷料・お布施)
地鎮祭を依頼する神主さん等に納める謝礼(ご祝儀)のことを指します。一般的に3万円が相場です。
お神酒(御神酒・奉献酒)
神様にお供えをするお酒のことです。お神酒は1本用意する必要があり、白鶴、松竹梅、福寿などの一升瓶(1.8L)などが一般的です。
ただし、施主様が氏神神社や崇敬神社で地鎮祭を執り行いたいと希望された場合は、神殿やお供え物をお客様で準備していただかないといけないケースもあります。
地鎮祭の「のし袋」の書き方
のし袋の書き方は以下のとおりです。
①水引(中央のリボンのような飾り)の上側に「初穂料」と記載する。
②水引の下側に施主の氏名をフルネームで記載する。
③のし袋の裏面に施主の住所と氏名を記載する。
熊本で家を建てるなら「As・Rising」へ!
この記事では、「地鎮祭」について、服装やお供え物、儀式の流れ、費用やのし袋の書き方について解説してきました。
「この記事を読んでも、まだ地鎮祭や家を建てる際の疑問がある……」
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