新築のトイレどれにする?失敗しない為のトイレ選びの基本
トイレの種類で選ぶ
トイレにはいくつかの種類があることをご存じでしょうか?
トイレ選びの基礎として、はじめにトイレの種類をご紹介していきます。
組み合わせ便器
「組み合わせ便器」は、トイレのなかで最も普及している種類で、便器・タンク・便座がそれぞれ独立しており、組み合わせて使用するタイプになります。また、組み合わせ便器を使用する場合、ウォシュレットは別売りとなります。
組み合わせ便器のメリットとしては、
○他の種類のトイレと比べると価格が安い。
○ウォシュレットが別売りなので、高性能のものを設置すれば防汚性能や利便性を高めることが可能。
○便座などが部分的に故障しても、故障した部分のみの取り替えで済む。(トイレ自体を買い替える必要がない)
○タンク上部の手洗いを設置するかどうか選択することができる。
などが挙げられます。
また、2021年6月時点で販売されている代表的な「組み合わせ便器」には、
○TOTO:ピュアレストQR/ピュアレストEX/ピュアレストMR
○LIXIL:アメージュZ便器
などがあります。
一体型トイレ
「一体型トイレ」は、便器・タンク・便座(ウォシュレット)が一体型になっている種類のトイレのことを指します。
一体型トイレのメリットとしては、
○平面的なデザインなので掃除がしやすい。(清潔な状態を保ちやすい)
○組み合わせ便器よりもトイレに一体感がある。
○タンク上部の手洗いを設置するかどうか選択することができる。
などが挙げられます。
また、2021年6月時点で販売されている代表的な「一体型トイレ」には、
○TOTO:GG/GG800
○LIXIL:アメージュZAシャワートイレ/プレアス/アステオ
などがあります。
タンクレストイレ
「タンクレストイレ」は、水を溜めるためのタンクが無い(タンクレス)種類のトイレのことを指します。タンクがないため、より洗練されたデザインなのが特徴です。
タンクレストイレのメリットとしては、
○平面的なデザインなので掃除がしやすい。(清潔な状態を保ちやすい)
○他のトイレにくらべてスタイリッシュで洗練されたデザイン。
○タンクが無いのでトイレがコンパクトなため、トイレの空間全体を広く活用できる。
○タンクの水ではなく水道の水で直接トイレを流す「水道直結方式」なので、トイレを連続で流すことができる。
などが挙げられます。
また、2021年6月時点で販売されている代表的な「タンクレストイレ」には、
○TOTO:ネオレスト
○LIXIL:サティスG/S
○パナソニック:アラウーノV
などがあります。
システムトイレ
「システムトイレ」とは、トイレだけではなく、収納や手洗器などをお好みで組み合わせることができる種類のトイレとなっています。また、タンクあり・タンクレスどちらのトイレにも対応しており、ウォシュレットもついています。
システムトイレのメリットとしては、
○収納を設置すれば、トイレ内の小物をスッキリ整理することができる。
○より自分自身の理想のトイレに仕上げることができる。
などが挙げられます。
また、2021年6月時点で販売されている代表的な「システムトイレ」には、
○TOTO:ネオレスト手洗器付き/レストパル
○LIXIL:リフォレ
などがあります。
機能でトイレを選ぶ
ここからは、機能面でトイレを選ぶ方法をご紹介していきます。
汚れにくくお掃除しやすい機能
トイレのなかには、汚れがつきにくく加工されているものや、あらかじめお掃除がしやすい形状に設計されたトイレなどが存在します。
また、使用前にミストや泡クッションを発生させて、ニオイが出るのを防ぐといった、トイレ空間全体の清潔性を考えた機能を備えたトイレもあります。
節水・節電に優れた機能
トイレで気になるランニングコストといえば、ウォシュレットなどの電気代と水道代だと思います。トイレのなかには、通常の半分以下(約4~6L)の水で洗浄することができる機能のものや、シャワーの水を瞬間的に温めて節電する機能を備えたトイレも存在します。
高齢者向け機能
最近ではご高齢者と同居されている方も多いかと思います。ご高齢者がいるご家庭では、蓋が自動で開く「オート開閉」機能や、夜間でも便器の内部が光る機能などがオススメです。
なお、上記でご紹介した機能はトイレ本体に備わっている場合もあれば、ウォシュレットに備わっている場合もあります。ウォシュレットに備わっている機能の場合、組み合わせ便器であればウォシュレットを交換することでトイレの機能自体を変更することができます。
排水方式でトイレを選ぶ
続けて排水方式でトイレを選ぶ方法をご紹介します。
トイレの排水方式には「床排水方式」と「壁排水方式」の2種類があります。
トイレの買い替えなどのとき、現在の排水方法と異なった方式のトイレは設置できないので注意が必要です。
なお、新築住宅の場合、トイレの排水方式はあまり気にする必要はありませんが、将来的にトイレを買い替えたりリフォームしたりするときのために、基礎知識として覚えておきましょう。
床排水方式
床排水方式とは、トイレの真下の床から排水する方式で、外からは排水管が見えないのが特徴です。床排水方式のトイレで排水芯(壁から排水管の中心までの距離)を測るときは、便器設置面付近の丸いキャップから壁までの距離を測ります。
壁排水方式
壁排水方式とは、トイレと壁が排水管で繋がっており、壁から排水する方式です。壁排水方式のトイレで排水芯(壁から排水管の中心までの距離)を測るときは、排水管の中央部分から床までの高さを測ります。
毎日使うトイレだから選び方が大事!
トイレは多くの人が1日1回以上は利用するのではないでしょうか。毎日使うトイレだからこそ、デザインや機能など、各ご家庭にあったものを選ぶのが大切です。
これから熊本県内で住宅を建てようと思っている方で、トイレ選びで迷っている方、詳しい業者に相談をしたいと思っている方は、熊本県内で多数の建築実績がある住宅会社「As・Rising」までお問い合わせください。