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する?しない?住宅ローンのボーナス返済のメリット・デメリット

ボーナス返済とは?

ボーナス返済とは、毎月の住宅ローン返済とは別に、ボーナス支給時に年2回返済する返済方法を指します。

ボーナス返済に設定できる割合は、多くの金融機関が総借入金額の40%程度で設定しています。そのため、返済額をボーナス返済に多く偏らせることはできません。

また、ボーナス返済月は金融機関によって定められています。金融機関が定めたボーナス返済月と、自分の勤める会社のボーナス支給月が異なる場合でも返済は待ってもらえないので、その点はしっかりと確認したほうが良いでしょう。

ボーナス返済のメリット

ここからは、ボーナス返済を利用するメリットについて解説します。

月々の返済額を抑えられる

ボーナス返済を利用する分、毎月の返済額は抑えることができます。

たとえば住宅ローンの総借入金額が3,000万円で、そのうち4割をボーナス返済に設定していたとします。

その場合、

○毎月の総返済額:1,800万円
○ボーナス総返済額:1,200万円

となり、毎月の総返済額がボーナス返済を利用しない場合の「3,000万円」よりも減るので、月々に返済する金額も少なくなります。

返済年数を減らすことができる

ボーナス返済を利用した場合、利用しない場合よりも返済年数をへらすことができます。

しかし、後で詳しく解説しますが、返済を早めに終わらせたいのであれば、「ボーナス繰り上げ返済」を行ったほうが利息の面でもお得です。

ボーナス返済のデメリット

ここからは、ボーナス返済のデメリットを解説します。

ボーナスが不支給や減額の可能性がある

ボーナス返済のデメリットとして挙げられるのは、「ボーナスを何十年も安定して貰えるかどうか分からない」という点です。

すでに多くの会社では年功序列制度が見直されはじめており、それに加えて最近では新型コロナウィルスの影響でボーナスの支給がより不確実になっています。また、将来的に同じような危機が起こらない保証はどこにもなく、「ボーナスが確実に貰える」人以外は、ボーナス返済はリスキーかもしれません。

利息分の支払いが増える

ボーナス返済には、ボーナス返済を利用しない場合に比べて、「利息分の支払いが増える」というデメリットが存在します。これはなぜかというと、先程も説明したとおり、ボーナス返済は総借入金額の一定割合を「ボーナス返済枠」として借り入れることが原因です。

「ボーナス返済枠」として借り入れた資金は、6ヶ月ごとしか減っていかないため、「ボーナス返済を利用せず毎月返済のみ」の場合より結果的に多くの利息を払わなくてはいけないのです。

ボーナス返済はオススメできない?

ここからは、ボーナス返済がオススメできない理由について解説します。

総返済額はボーナス返済のほうが利息分ふえる

上記のデメリットでも解説したとおり、ボーナス返済を利用した場合のほうが最終的に支払う利息が増えてしまいます。

コロナ禍によりボーナス支給が不安定

こちらも上記デメリットで解説しましたが、コロナ禍などの影響でボーナスの支給が不安定になる会社が増えています。よほど安定した企業・職業でない限り、ボーナス返済を選ぶのはリスクが高いと言えるでしょう。

ボーナスは預貯金として繰り上げ返済したほうがお得

ボーナス返済を検討する理由として、多くの人が「早めに住宅ローンを完済できる」ことを挙げるかもしれません。しかし、実はボーナス返済よりも、「ボーナス繰り上げ返済」をしたほうが、利息も多くならずお得なのです。

「ボーナス繰り上げ返済」とは、ボーナスを預貯金として貯めておき、しかるべきタイミングで一定額を住宅ローンの返済にあてることを言います。「ボーナス繰り上げ返済」を行うことで、返済期間を短縮したり、月々の返済額を減らしたりすることができます。

ボーナス返済時の住宅ローンをシミュレーション

ここでは、参考までにボーナス返済をした場合としない場合で、住宅ローンの返済額をシミュレーションしてみます。

前提となる条件

○借入金:3,000万円
○返済金利:1.5%(固定)
○返済年数:35年

ボーナス返済の割合ごとの毎月返済額

○ボーナス返済なし:91,855円
○ボーナス返済10%(300万円):82,670円/ボーナス返済分(1回):55,244円
○ボーナス返済20%(600万円):73,484円/ボーナス返済分(1回):110,488円
○ボーナス返済30%(900万円):64,299円/ボーナス返済分(1回):165,732円
○ボーナス返済40%(1,200万円):55,113円/ボーナス返済分(1回):220,976円

※上記はあくまでもシミュレーションであり目安です。
※総借入金額や金利などにより、実際の返済額は異なります。

ボーナス返済は計画的に行おう!

この記事では、ボーナス返済のメリット・デメリットについてご紹介してきました。

結論を言うと、ボーナス返済には毎月の返済額を減らせるメリットがあるものの、最終的に支払う利息が増えてしまうデメリットもあります。

また、全体的な返済期間を短縮したいのであれば、ボーナス返済を行うよりも、ボーナス繰り上げ返済を行ったほうがお得です。

熊本で家を建てようと思っている方で、ボーナス返済や住宅ローンについてご質問がある方は、熊本の住宅会社「As・Rising」までお気軽にご相談ください。

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